今整備士が熱い!未経験でもなれる自動車整備士のメリット・なり方

資格情報

自動車が好きな方や、機械整備に関わる仕事に就きたいという方におすすめしたい職業が、「自動車整備士」です。自動車整備士業界は人材不足の状況が続いていることや、未経験でも挑戦できる職業という点から注目されています。この記事では、自動車整備士になるメリットや自動車整備士になるための方法、なり方を解説します。

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なぜ今、自動車整備士なのか。整備士のメリットとは

今、自動車整備士という職業をおすすめしたい理由・メリットをまとめました。

全国的に自動車整備士が不足している

現状、自動車整備士は全国的に不足しています。背景には、少子高齢化や自動車への興味関心をもつ若者の減少などが考えられます。
自動車整備工場の数は減っていないなか、そこで働く整備士の数が不足しているため、自動車整備士業界は引く手あまたな状況なのです。整備士になっても就職先が見つからない、という状況になりにくい点は、整備士を目指す上でのメリットといえるでしょう。

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技術の高度化に伴い価値が上昇中

近年はハイブリッド自動車や電気自動車など、環境に優しい自動車が普及しています。さらには、自動運転やインターネットの常時接続機能をもつコネクテッドカーなど、より安全で便利な自動車の開発が進められています。自動車整備士の役割はさらに広がりつつあり、その価値を上昇させているといえるでしょう。
また、技術の高度化に加えてクリーンディーゼル車や旧車などの需要も高まっていることから、整備士は幅広い知識・技術を持つことが求められており、その需要もなくならないことが予想されます。

自動車の生産・販売がある限り整備士の仕事はなくならない

若者の自動車離れが顕著になってきているとはいえ、国内の自動車生産台数は年間2000万台以上と、国の一大産業になっている状況には変わりありません。また、若い世代の自動車保有率は減少している一方で、レンタカー産業やカーリースの普及が拡大していることから、自動車業界全体が衰退しているとはいえないでしょう。
自動車は、どんな車種でも必ず整備を必要とします。自動車が生産・販売され普及し続ける限り、整備士の仕事はなくならないため、安定した職業といえるでしょう。

国のサポート制度も充実している

自動車整備士が不足している状況を国も懸念しており、対策を講じています。 厚生労働省では、2018年に「専門実践教育訓練給付金」の制度を拡充させました。自動車整備士になるための課程も、この専門実践教育訓練給付金を利用できます。
雇用保険に加入していた求職者であれば、厚生労働大臣指定の専門実践教育訓練を受講する際、受講にかかった費用の50%(年間40万円上限)がハローワーク(公共職業安定所)を通して支給されます。また、受講修了後1年以内に資格取得の上、就職をして雇用保険の被保険者となった場合は、費用の70%(年間56万円上限)で専門実践教育訓練給付金が再計算され、既支給分の差額を受け取ることができるのです。

金銭面で自動車整備士になることを諦めていた方は、ぜひ国のサポート制度の利用を検討してみてはいかがでしょうか。

未経験者でも自動車整備士になれるのか

業務未経験の方でも、自動車整備士になることはできるのでしょうか。

無資格・未経験でも自動車整備士になれる

必要な資格は働きながら取得することもできる

自動車整備士の資格を取得した場合、ブレーキやエンジンの点検・整備・分解など、できる仕事の幅が広がります。必要な資格は働きながら取得することができるため、まずは未経験の状態で就業先を見つけてから資格取得を目指すことも可能です。

自動車整備士の仕事内容・資格

ここで、具体的な自動車整備士の仕事・資格の内容をご紹介します。

自動車整備士の仕事

自動車整備士の仕事は、自動車の点検整備・緊急整備(修理)・分解整備がメインになります。
私たちが自動車を購入する場合に置き換えて考えてみましょう。
まず、自動車が新車の状態でメーカーの生産工場から納品されます。その際、納車前のセットアップやメンテナンスなどの点検・整備を行うのが、自動車整備士の仕事です。
中古車の場合は、外装・内装のクリーニングや故障箇所の修理、法定内での改造も行います。自動車がドライバーの手に渡ってからは、法律で義務付けられた定期点検(12カ月、24カ月点検)を行います。また、車検は新車登録から3年、以降2年ごとに受けなければならず、車検の対応も自動車整備士の仕事です。それ以外に、エンジンオイルやタイヤの交換、自動車が故障した際の故障修理なども行います。

このように自動車整備士は、常に自動車とドライバーに寄り添うカードクターのような存在なのです。

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各資格の仕事内容・受験資格は試験の内容についての詳細はこちら

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自動車整備士になるには

自動車整備士になるには、専門の機関で学ぶ方法と、働きながら資格を取得する方法があります。

専門学校や養成施設で学ぶ

集中して学んだ上で自動車整備士になりたいという方は、専門学校や養成施設で学んで資格取得を目指す道が良いでしょう。
高校、専門学校、職業能力開発校などの職業訓練校、自動車大学校で学ぶことができ、実務未経験の方を対象としています。
養成施設の種類や期間によって受験できる級が異なるため、入学の前によく確認することをおすすめします。養成課程修了後、2年間は実技試験が免除され学科試験のみの受験で良いなどの優遇制度があります。

実務経験を積んで資格を取得

整備工場などで働きながら資格取得を目指すこともできます。しかし、独学で学ぶには難しいと考える方もいるでしょう。
その場合、自動車整備振興会技術講習所という施設があります。平日夜や日曜などに講習を受けることができ、働きながら計画的に学ぶことが可能です。技術講習所の場合も、修了後2年間は実技試験が免除されます。

まとめ

自動車整備士の仕事は人手不足が深刻な状況が続いており、将来性も高いといえます。自動車に興味のある方や機械整備の仕事を考えている方は、自動車整備士を目指してみてはいかがでしょうか。未経験からのチャレンジなので不安があるという方は、ぜひ「メカニッ求」をご活用ください。未経験OKの求人も多数ございます!

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