自動車整備士におすすめの求人・転職サイト7選!【2023年最新】

就職・転職ノウハウ

現在自動車整備士として働いている方のなかには、転職を考えている方もいるのではないでしょうか。しかし「今の職場よりも良い環境を探したい」「もっと成長できる職場で働きたい」と思っても、なかなか理想的な職場はすぐに見つからないもの。そこで活用したいのが、自動車整備士に適した求人・転職サイトです。

ここでは、自動車整備士におすすめの求人・転職サイトを7つご紹介します。自動車整備士のキャリアアップの方法や、転職サイトの活用法などもご説明するので、ぜひ参考にしてください。
※2023年6月時点の情報です。

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  1. 自動車整備士が知っておきたい!転職サイトを選ぶポイント
    1. マイペースにやるか、サポートを受けるか
    2. 求人掲載数はどのぐらいあるか
    3. 実績や事例は豊富か
  2. 自動車整備士におすすめの転職サイト7選
    1. メカニッ求
    2. 自動車整備士求人ドットコム
    3. カーワークアシスト
    4. 整備士JOBS
    5. CLUTCH(クラッチ)求人
    6. リクルートエージェント
    7. マイナビエージェント
  3. 【一覧】自動車整備士の転職サイト比較表
  4. 自動車整備士の最新の業界動向
  5. 自動車整備士の仕事内容
    1. 点検整備
    2. 板金塗装(鈑金塗装)
    3. 特定整備(旧:分解整備)
  6. 自動車整備士の転職理由5選
    1. 給料が安い
    2. 残業時間が長い
    3. 職場の人間関係が悪い
    4. 休みが少ない
    5. もっとスキルを身につけたい
  7. 自動車整備士のキャリアアップの仕方
    1. 資格を取得する
    2. 仕事内容を変える
    3. 業種を変える
  8. 転職で失敗しないための転職サイト活用のポイント
    1. 事前準備は入念に行う
    2. 複数の転職サイトを利用する
    3. 担当者には転職時期を最短で伝える
    4. 経歴やスキルは正直に伝える
    5. 転職理由は前向きに伝える
  9. 転職先選びの5つのチェックポイント
    1. 給与体系や福利厚生
    2. 平均残業時間
    3. スタッフの人柄や職場の雰囲気
    4. 週や年間の休日数
    5. 業務内容や扱える車種、キャリアパス
  10. 自動車整備士に関するよくある質問
    1. 未経験でも自動車整備士になれるの?
    2. 自動車整備士の資格を持っていると転職で有利になる?
    3. スカウトされる自動車整備士はどのような人なの?
  11. 自動車整備士の転職サイトならメカニッ求!

自動車整備士が知っておきたい!転職サイトを選ぶポイント

おすすめの転職サイトをご紹介する前に、まず自動車整備士が転職サイトを選ぶ際に知っておきたいポイントを解説します。ポイントは、以下の3つです。

  • マイペースにやるか、サポートを受けるか
  • 求人掲載数はどのぐらいあるか
  • 実績や事例は豊富か

マイペースにやるか、サポートを受けるか

転職サイトは大きく分けて、仕事選び・応募書類の作成・日程調整などをすべて自分で行う【マイペース型】と、キャリアアドバイザーやコーディネーターと伴走する【サポート型】の2種類があります。

自分のなかで納得いくまで精査しながら仕事を選びたい、客観的な意見を聞きながら転職活動を進めたいなど、人によって向き不向きがあるため、どちらのほうが良いということではありません。自身の適正や状況によって、どちらを使うか検討すると良いでしょう。また、両方を同時に使うのもおすすめです。

なお、サポート型を選択する場合は、どのようなサポートを受けられるか具体的な内容まで確認しておきましょう。なかには、入社後のサポートまで充実しているケースもあります。

求人掲載数はどのぐらいあるか

転職サイトによって求人掲載数は異なります。一般的に、求人掲載数が多ければ多いほど選択肢の幅が広がり、自分に合った求人に出会える確率が上がるでしょう。

ただし、自分が転職したい業界・職種の求人数がどれだけ多いのかによっても、転職が成功するかどうかは左右されます。単に求人掲載数が多いだけではなく、特にどの業界の転職に強いのかなどもチェックしておくことが大切です。

実績や事例は豊富か

転職成功率やサイト利用者の声、受賞歴などがあるかどうかも確認しておきたいポイントです。実績や事例を見る際は、できるだけ自分が理想とする転職と近い条件の意見を探しましょう。

例えば、自分と似たような環境の自動車整備士がどれほどの年収アップに成功したのか、自分が転職したい企業への転職事例はあるか、などをチェックしてみてください。

自動車整備士におすすめの転職サイト7選

ここからは、自動車整備士におすすめの転職サイト、以下7つをご紹介します。

  • メカニッ求
  • 自動車整備士求人ドットコム
  • カーワークアシスト
  • 整備士JOBS
  • CLUTCH(クラッチ)求人
  • リクルートエージェント
  • マイナビエージェント

メカニッ求

メカニッ求は、当社、株式会社レソリューションが運営する自動車整備士業界に特化した転職サイトです。おもに自動車整備士(1級・2級・3級・検査員)など国家資格保持者で構成されており、数多くの自動車整備士の転職・就職のサポートをしています。

「顧客満足度」「友人に紹介したい人材会社」「お仕事紹介スピード満足度」「理想の仕事につける」など、7つの部門で業界No.1を取得するなど、業界内でも高い評価をいただいているのが自慢です。

メカニッ求には、以下3つの大きな特徴があります。

特徴1【細かく条件を絞って求人を探せる】

メカニッ求では、求職者様ひとりひとりの細かいニーズに沿った求人が探せるよう、詳細な条件指定が可能です。対応エリアも全国なので、地方の方でも居住地に近いエリアで求人をお探しいただけます。

特徴2【多くのメーカー・ディーラーとのコネクションを活かした多様な求人案件】

特徴3【スカウト機能で優良企業からのスカウトが届く】

メカニッ求に事前登録をしておくことで、さまざまな会社からスカウトを受け取ることができます。思ってもない好待遇求人が見つかることもあるかもしれません。

 運営会社 株式会社レソリューション
 サービスタイプ マイペース型
 求人数 約2,204件

– 自動車整備:約1,622件

– 板金塗装:約90件

(2023年6月20日時点)

 対応エリア 全国47都道府県
 こんな人におすすめ ・スカウトを待ちたい方
・保有資格、希望職種等を細かく検索したい方
さまざまな職種、業務内容から検索したい方・研修や資格取得支援などを受けたい方
 公式サイト メカニッ求

自動車整備士求人ドットコム

自動車整備士求人ドットコムは、自動車整備に関連する職種(自動車整備士・自動車検査員など)に特化した転職サイトです。会員登録不要で、希望する職種と勤務地を選ぶだけで求人を簡単に絞り込めるため、どのような求人があるのか気軽にチェックしたい場合にも便利でしょう。

自動車整備士求人ドットコムには、掲載されている企業の概要や詳しい仕事内容・雇用条件・給与面だけではなく、社長や働いている人の人柄なども紹介されていることがあります。企業の情報を把握したうえで応募できるため、安心して面接にも臨めます。

また、自動車整備士求人ドットコムの大きな特徴が、転職に成功した方に「入社祝い金」として現金をプレゼントしていることです。転職先の初出勤日の翌日から30日以内に、サイト内の専用フォームから申請すると、2ヵ月~3ヵ月を目安に祝い金を受け取ることができます。

運営会社 株式会社MIC
サービスタイプ マイペース型
求人数 約261件
– 自動車整備:約261件
– 板金塗装:約1件
(2023年6月20日月時点)
対応エリア 全国47都道府県
こんな人におすすめ ・会員登録などをせずに気軽に利用したい方
・入社祝い金が欲しい方
公式サイト 自動車整備士求人ドットコム

カーワークアシスト

カーワークアシスト(カーワク)は、自動車業界の求人に強みを持つ転職サイトで、求人数は10,000件以上と充実しています。勤務地や職種に加え、以下のような希望条件からも求人を絞り込むことができます。

【希望条件の例】

  • 土日祝休み
  • 週休2日
  • 高収入
  • 経験者歓迎
  • 国産・輸入車ディーラー など多数

カーワクでは、転職ノウハウや自動車業界情報、さらに自動車業界で活躍する女性人材にフォーカスを当てた「クルマなでしこ」などさまざまなコラムや情報が載っているのも特徴です。

また、カーワクで人材を採用できた企業による採用実績報告も数多く掲載されており、「採用で重視する点」「求める人物像」「求職者へのメッセージ」など、企業目線の意見もチェックできる点は大きなメリットでしょう。

運営会社 株式会社アプティ
サービスタイプ マイペース型
求人数 約10,622件以上
– 自動車整備:約5,664件
– 板金塗装:約449件
(2023年6月20日時点)
対応エリア 全国47都道府県
こんな人におすすめ ・企業側の意見を詳しく知りたい方
・女性の方
公式サイト カーワークアシスト

整備士JOBS

整備士JOBSは1980年創業の株式会社クイックが運営する、自動車整備士専門の転職サイトです。自分で勤務地などを絞り込んで検索できることはもちろん、整備士JOBSに会員登録をすると、整備士求人紹介会社による以下6つのサービスを無料で受けられます。

  1. 転職相談:希望や経験をヒアリングし、理想の転職先を検討
  2. 求人紹介:数ある求人のなかから適したものをピックアップ
  3. 会社との連絡代行:応募連絡、面談の日程、勤務開始日など各種連絡の代行
  4. 書類作成サポート:エントリーシートなどの書類作成時のサポート
  5. 条件交渉:給与面、勤務地などの交渉
  6. 情報提供:転職時に役立つ情報やノウハウなどの共有

上記のように、無料で充実したサポートを受けられる点は大きな魅力です。特に、転職先の選定や応募、交渉などを自分一人で行うのは苦手という方にはおすすめの転職サイトといえます。

運営会社 株式会社クイック
サービスタイプ サポート型
求人数 約5,021件
(2023年6月20日時点)
対応エリア 全国47都道府県
こんな人におすすめ ・充実したサポートを受けたい方
・交渉が苦手な方
公式サイト 整備士JOBS

CLUTCH(クラッチ)求人

CLUTCH(クラッチ)求人は、社会問題にもなりつつある自動車整備士・メカニックの人材不足を解消するべく、スタートした転職サイトです。人材と企業・世の中をスムーズにつなぐという意味を込め、車において動力伝達装置として重要な役割を持つ「クラッチ」になぞらえて名付けられました。

CLUTCH(クラッチ)求人では、理想の求人を探しやすくするために、求人内容はできる限り簡潔に掲載されています。また、マイページから経歴やスキルについて簡単に登録できるため、企業へのアピールもしやすいことが特徴です。

さらに、スカウト機能を使えば、ゆっくりと転職活動している余裕がない方でも、効率良く自分に合う求人に出会えます。登録情報をもとに企業側からスカウトしてくれるため、面接や採用までスムーズに進みやすいことも、スカウト機能の大きな特徴です。

運営会社 株式会社サクラボ
サービスタイプ マイペース型
求人数 約7,533件
– 自動車整備士:約5,745件
– 板金塗装:約180件
(2023年6月20日時点)
対応エリア 全国47都道府県
こんな人におすすめ ・求人を吟味する時間がない方
・簡単に求人情報を確認したい方
公式サイト CLUTCH(クラッチ)求人

リクルートエージェント

リクルートエージェントは、各業界に精通した実績豊富なキャリアアドバイザーの転職支援サービスを無料で受けられる、大手転職エージェントです。

業界最大級の非公開求人を約300,000件も抱えているため、好条件でかつ理想の求人に出会える可能性は高いといえます。(※2023年6月20日時点)

転職支援サービスに申し込むと、キャリアアドバイザーとの面談を経て、求人紹介・書類添削、応募・面接対策などへと進む流れです。キャリアアドバイザーが利用者の適正や強みなどを理解したうえで、相性の良さそうな企業とつなげてくれるため、自己分析が苦手な方でも安心して利用できるでしょう。

運営会社 株式会社リクルート
サービスタイプ サポート型
求人数 約3,930件※件数は採用予定数
(2023年6月20日時点)
対応エリア 全国47都道府県
こんな人におすすめ ・自分のアピールポイントがわからない方
・仕事が忙しくて転職活動ができない方
・書類添削などを受けたい方
公式サイト リクルートエージェント

マイナビエージェント

マイナビエージェントも、リクルートエージェントと同じくキャリアアドバイザーからアドバイスやサポートを受けられる、転職エージェントです。転職状況のヒアリングや、適した求人紹介、書類添削や模擬面接など、二人三脚で転職活動を進められます。

マイナビエージェントでは、各業界の専門アドバイザーがいるのはもちろんのこと、別途で企業の採用担当者と連絡を取っている「企業担当アドバイザー」もいます。求人情報からだけでは得られない、実際の職場環境や企業内のリアルな情報を知れる点は大きなメリットでしょう。

運営会社 株式会社マイナビ
サービスタイプ サポート型
求人数 約346件
※非公開求人も含めた整備士業の求人数
(2023年6月20日時点)
対応エリア 全国47都道府県
こんな人におすすめ ・初めて転職する方
・じっくりと転職活動を進めたい方
・企業のリアルな情報を知りたい方
公式サイト マイナビエージェント

【一覧】自動車整備士の転職サイト比較表

自動車整備士の転職サイト 整備士求人数 サービスタイプ 対応エリア
メカニッ求 約2,204件 マイペース型 全国47都道府県
自動車整備士求人ドットコム 約261件 マイペース型 全国47都道府県
カーワークアシスト 約10,622件 マイペース型 全国47都道府県
整備士JOBS 約5,021件 サポート型 全国47都道府県
CLUTCH(クラッチ)求人 約7,533件 マイペース型 全国47都道府県
リクルートエージェント 約3,930件 サポート型 全国47都道府県
マイナビエージェント 約346件 サポート型 全国47都道府県

自動車整備士の最新の業界動向

厚生労働省の「jobtag」によると全国の自動車整備士就業者数は約376,000人、年収は469.3万円となっています。また有効求人倍率は4.78と高い数値を示しており、求職者一人あたりに複数の求人がある状況となっています。業界としては人材が不足している状態ではありますが、求職者視点では幅広い求人を見比べられる利点があるといえるでしょう。

また日本自動車整備振興会連合会の資料によると、総整備売上高は令和3年度に一時減少したものの、令和4年度には再び増加しています。さらに事業場数も前年度比0.3%増と微増ではありますが、7年ぶりに増加したことがわかっています。人材不足である背景や近年の売上高推移などを考えると、今後も成長が期待できる市場といえるでしょう。
※2023年6月20日時点の情報
※出典:
厚生労働省「jobtag」
日本自動車整備振興会連合会「令和4年度 自動車特定整備業実態調査結果の概要について 」

自動車整備士の仕事内容

自動車整備士は、専門的な知識と技術を用いて自動車の点検および整備を行う仕事です。自動車を安全に走行できるようにしたり、排出ガスや騒音を抑制したりと、自動車における安全確保や環境保全のために欠かせない職業です。自動車整備士に就業するためには国家資格が必要ですが養成施設に通いながら勤務できる事業場もあるため、必ずしも資格を持っていないと就業できないというわけではありません。

そのような自動車整備士の具体的な仕事内容は、おもに「点検整備」「板金塗装」「特定整備」の3つがあります。未経験の方や仕事内容をおさらいしたい方は、この機会にチェックしておきましょう。

点検整備

点検整備とは、自動車の性能を維持するために必要なメンテナンスのことです。走行中の故障防止や排出ガスの抑制、燃費の改善などを目的に行います。ハンドル操作やブレーキの効き具合のチェックなど、点検項目は多岐にわたります。

板金塗装(鈑金塗装)

板金塗装とは、事故や経年劣化により変形したボディや剥げた塗装を修理・修復する仕事です。損傷を受けた自動車のボディを元の形状に戻したり、ボディパーツの交換やパネル交換などを行ったりしつつ、剥げてしまった車の塗装を元の状態に戻す作業も実施します。

特定整備(旧:分解整備)

エンジンやミッション、電子制御装置(自動運行装置など)などの取り外しや分解・修理を行う仕事です。事故などが原因で、自動車に大きな損傷が合った場合に行います。ただし特定整備には高度な技術が必要となるため、国から認証を受けた工場でしか実施できないという特徴があります。

分解整備から名称の変わった「特定整備」とは? - 自動車整備士の転職・求人情報ならメカニッ求 コラム
自動車整備士の主な仕事の1つである分解整備ですが、この分解整備という名称が「特定整備」に変更となりました。名称の変更に伴い、認証工場にはいくつかの対応が必要になりましたので、本記事では従来の分解整備と特定整備の違いや、新たに認証が必要となった作業、認証工場になるためにとるべき対応について解説します。

自動車整備士の転職理由5選

自動車整備士が転職を決意し、今働いている職場を退職する理由には大きく分けて以下の5つがあります。

  • 給料が安い
  • 残業時間が長い
  • 職場の人間関係が悪い
  • 休みが少ない
  • もっとスキルを身につけたい

ただし、これらの退職理由は自動車整備士全員に当てはまるものではなく、職場によって異なったり、自分の努力次第で解決できたりすることもあります。

給料が安い

最もよく聞く転職理由が「給料が安い」です。業務量が多いにもかかわらず、残業代を含めてもなお十分な給料をもらえず、不満を抱える方もいます。

ただし、同じような仕事内容でも、職場を変えれば給料がアップする可能性は十分あるため、結婚やライフステージの変化などを機に転職を考える方も多いようです。

残業時間が長い

残業時間がほぼないところや、月10時間程度のところも多いのですが、繁忙期や店舗によっては月40時間を超えることもあるようです。特にディーラー整備士の場合は、労働時間が長くなる傾向にあります。

自動車整備士の職場で残業時間が長くなる理由としては、急ぎの仕事が多い・人手が足りていない・入庫管理がうまくできていない・想定外の仕事が入る、などが挙げられます。

職場の人間関係が悪い

自動車整備士に限りませんが、職場の人間関係も転職したくなる大きな理由の一つです。上司のパワハラ・モラハラがひどい、同僚と波長が合わず仕事がスムーズに進まない、心を開ける相手がいないなど、仕事内容に不満はなくても精神的なストレスがたまる場合もあります。

休みが少ない

とりわけ、ディーラー整備士によく見られる理由です。ディーラーは土日祝日も出勤日であることが多く、なかなか休みを取りにくい職場もあります。大規模な整備工場や、車検チェーン店なども基本的には同じような環境かもしれません。子どもや家族がいる場合は、できるだけ土日は休みにしたいという方が多いでしょう。

もっとスキルを身につけたい

ここまでご紹介したのは消極的な理由でしたが、「もっとスキルを身につけたい」はステップアップを望む前向きな転職理由です。

例えば、もっと大きな規模の工場でさまざまな車種の整備を経験したい、他の職種も経験してみたいなどが考えられます。自身のスキルアップを目指し、視野を広げるために転職を決める方もいます

自動車整備士のキャリアアップの仕方

自動車整備士としてキャリアアップするには、さまざまな方法があります。ここでは、キャリアアップの方法を3つご紹介します。なお、自分の努力次第では現在の職場でのキャリアアップも可能かもしれませんが、視野を広げるために転職は有効な選択肢です。

資格を取得する

整備に関する資格を取得すると業務範囲や待遇が変わるため、キャリアアップとともに給与面でも良い影響が見込めます。

自動車整備士の資格は、おもに以下4種類です。

  • 3級自動車整備士
  • 2級自動車整備士
  • 1級自動車整備士
  • 特殊整備士

3級自動車整備士

3級自動車整備士とは、1級・2級・3級と3段階に分かれている自動車整備士の資格のなかで、初めのステップとなる資格です。エンジンオイル・タイヤの交換、各所の点検整備など基本的な作業が行える資格で、自動車整備士がまず取得目指すべき資格といえます。

3級自動車整備士とは?4つの種類と合格率、資格の取得方法を解説 - 自動車整備士の転職・求人情報ならメカニッ求 コラム
自動車整備の仕事をするうえで欠かせないのが、整備士の資格。自動車整備士の資格には、1級・2級・3級と3種類ありますが、今回は3級自動車整備士の資格に注目し、資格の種類、合格率、取得方法はもちろん、仕事内容や活躍の場も解説します。資格取得のための勉強法も紹介しますので、3級自動車整備士の仕事と資格に興味のある人は、ぜひご...

2級自動車整備士

2級自動車整備士とは、3級の内容に加えてエンジン・足回りなどの分解整備・修理ができる資格です。一般的に「整備士」として働くには、2級自動車整備士の資格を持っていることが求められます。

2級自動車整備士とは?資格の取り方・合格率・仕事内容を解説 - 自動車整備士の転職・求人情報ならメカニッ求 コラム
車好きやメカニック好きで、自動車整備士を目指している方は少なくないでしょう。しかし「整備士=車を点検・整備する仕事」という漠然としたイメージはあっても、実際の仕事内容や2級自動車整備士と1級自動車整備士の違い、資格の取り方や難易度などを知らないという方も多いのではないでしょうか。 そこで本記事では、整備士のなかでも2級...

1級自動車整備士

1級自動車整備士とは、最上位の自動車整備士資格で、2級よりもさらに高度な整備を行える資格です。基本的な整備内容は2級でも対応可能ですが、衝突軽減ブレーキのような特定の技術の整備を行うには、1級自動車整備士が必要になります。

1級自動車整備士とは?仕事内容や資格の取り方・難易度を解説 - 自動車整備士の転職・求人情報ならメカニッ求 コラム
1級自動車整備士は、整備士の中で最上位の資格です。近年話題のハイブリッドや電気自動車といった次世代自動車の整備もできる将来的にも需要の高い資格となります。この記事では、1級自動車整備士の資格取得のメリットや試験の難易度、資格取得方法はもちろんのこと、活躍の場などもご紹介します。ぜひ将来の夢の実現に役立ててください。

特殊整備士

特殊整備士とは、自動車整備のなかでも「電気装置・車体・タイヤ」の3分野それぞれに特化した技術・知識を証明する資格です。特殊整備士は、「自動車電気装置整備士・自動車車体整備士・自動者タイヤ整備士」の3種類に分かれます。

特殊整備士とは?受験資格や試験内容・取得するメリット - 自動車整備士の転職・求人情報ならメカニッ求 コラム
自動車整備士の資格では、1級整備士・2級整備士・3級整備士の3種が一般的に広く知られています。しかし、その他に「特殊整備士」という資格があるのをご存じでしょうか。この記事では特殊整備士資格の概要や取得の手引き、取得することのメリットなどをご紹介します。

仕事内容を変える

思い切って、職種を変えてみる方法もあります。例えば、整備士から営業職になるというケースも珍しくありません。営業職は基本給にプラスでインセンティブが付くことが多いため、給与幅も広く自身の頑張りが反映されやすいです。また、先述の資格取得に付随して、自動車検査員になったり特殊整備士になったりする道も考えられます。

業種を変える

自動車整備士の働き口には、自動車メーカー・カーディーラー・中古車販売店・ガソリンスタンド・レンタカー会社など、実は数多くあります。

なかでもディーラーは比較的給与が良く、民間の整備工場と比較してディーラーの年収は約100万円の差が出ることもあるほどです。ただし、先述のとおりディーラーは労働時間が長くなる傾向にあるので、メリットばかりではありません。

その他、常に募集があるわけではないのですが、公務員として働くのも選択肢の一つです。過去には、東京消防庁や埼玉県警などで自動車整備士を募集しています。

転職で失敗しないための転職サイト活用のポイント

転職の成功率を上げるためには、転職サイトを活用するポイントを理解したうえで、転職活動を進めることが大切といえます。具体的に意識したいポイントは、次の5つです。

  • 事前準備は入念に行う
  • 複数の転職サイトを利用する
  • 担当者には転職時期を最短で伝える
  • 経歴やスキルは正直に伝える
  • 転職理由は前向きに伝える

事前準備は入念に行う

転職理由や自分のアピールポイント、希望する職種・勤務地・給与条件・転職時期など、転職について何も固まっていない状態で転職サイトを利用しても、成功には結びつきづらいといえます。転職のフォローをしてくれる担当者と面談を行う際に、スムーズに話が進むように事前準備は入念に行っておきましょう。

複数の転職サイトを利用する

求人掲載数や強みとしている業界、提携している企業などは転職サイトによって異なります。そのため、複数の転職サイトを利用することで、より幅広い視野で転職先を探すことが可能です。ある転職サイトで良い求人が見つからなくても、別の転職サイトでは自分に合ったものに出会える可能性もあります。ただし、利用する転職サイトが多すぎても逆効果のため、3つほどの登録にしておくことがおすすめです。

担当者には転職時期を最短で伝える

求人内容は転職する時期によって変わります。条件の良い求人を今見つけたとしても、数ヵ月後には掲載が終了している可能性も十分あるのです。転職時期が遅すぎることによる機会損失を防ぐためにも、転職エージェントなどの担当者には希望する最短の転職時期を伝えておきましょう。多少タイトなスケジュールになったとしても、現職を円満退社できるようなアドバイスをもらえる場合もあります。

経歴やスキルは正直に伝える

自身の経歴やスキルについては、偽りない情報を転職サイト側に伝えてください。実際よりもスキルが高い人材に見られようと誇張して伝えた場合、面接段階で見破られる可能性もあります。また、嘘の経歴やスキルで仮に内定をもらえても、転職先の自分に対する期待値が上がることで、入社後に苦しい思いをするおそれもあるでしょう。最悪の場合、内定取り消しもありえるため、経歴やスキルは正直に伝えてください。

転職理由は前向きに伝える

転職理由は、人によってさまざまです。給料や人間関係など、ネガティブな理由も多いかもしれませんが、「スキルアップしたい」「違う環境でチャレンジしてみたい」など、できるだけ前向きな理由に変換して伝えることをおすすめします。ネガティブな転職理由だと、転職先に悪い印象を与えてしまうかもしれません。

転職先選びの5つのチェックポイント

転職サイトで求人がいくつか見つかったとしても、結局どれを選べば良いか迷ってしまうかもしれません。転職先を選ぶ際には、次の5つのポイントをチェックしてみてください。

  • 給与体系や福利厚生
  • 平均残業時間
  • スタッフの人柄や職場の雰囲気
  • 週や年間の休日数
  • 業務内容や扱える車種、キャリアパス

給与体系や福利厚生

やはり転職するうえで気にしたいのは、基本給・ボーナス・残業代・能力給・インセンティブの仕組みなどの給与体系です。求人情報に「ボーナス有り」と書かれていても、実際は事業実績によって支給されないこともあります。近年のボーナス支給の状況なども、細かく聞いておくと良いでしょう。

能力・スキルに応じて給料がアップする場合は、どのようなスキルを持っていればいくらアップするのかなど、具体的に確認することが大事です。また、福利厚生については、自分が重視しているものは最低限聞いておいてください。

平均残業時間

自動車整備士は労働時間が長くなりがちな職業ですが、職場によって残業時間が大幅に異なることもあります。また、求人内容に書かれている残業時間よりも、実際の残業時間が長い可能性も考えられます。残業時間について質問するときは、「平均残業時間」を聞けば大幅にサバを読まれる心配はありません。

また、職場によっても異なりますが、車検が重なる時期や自動車がよく売れる時期など、自動車整備士には繁忙期がいくつかあります。繁忙期ではどのぐらい残業するのかも聞いておくと、「こんなに残業するとは思ってなかった」と後悔せずに済むでしょう。

スタッフの人柄や職場の雰囲気

転職希望先が決まっていれば、できるだけさまざまな職位のスタッフに会い、それぞれの人柄や全体的な雰囲気を確認したいところです。さらに可能であれば、職場を見せてもらうことをおすすめします。特に、現職場で人間関係にストレスを抱えている場合は、スタッフ同士の仲が良いかなどもチェックすると良いでしょう。

なお、メカニッ求を運営するレソリューションでは、ご希望により職場見学が可能です。実際に職場を見て雰囲気や周辺環境などを確認したい方は、お気軽にご相談ください。

週や年間の休日数

休日に関しては、「完全週休2日制・週休2日制」など、表記の違いに注意しましょう。

完全週休2日制とは、1年を通じて毎週休みが2日あるという意味ですが、週休2日制は「1ヵ月のなかで週2日の休みが一度あり、その他は週1日以上休みがある」という意味です。つまり、週休2日制だと必ずしも週休2日取れるとは限りません。

また、週単位の休みと併せて、年単位の休日日数や長期休暇、定休日などについても確認しておくとなお安心です。

業務内容や扱える車種、キャリアパス

スキルアップを考えているなら、自分が行うことになる具体的な業務内容は最低限把握しておきましょう。扱える車種も多ければ多いほど、今後の可能性が広がるため、旧車・外車などどのような車種を扱っているかなども確認することが大事です。

また、転職先で昇進を考えているなら、どのようなキャリアパスが歩めるのかも、具体的な事例とともに聞いておくと良いでしょう。

自動車整備士に関するよくある質問

最後に、自動車整備士に関するよくある質問とその答えをご紹介します。

未経験でも自動車整備士になれるの?

未経験でも自動車整備士になれます。しかし、業務内容は簡単な整備がほとんどで、しばらくは任される業務の範囲が狭いことは理解しておきましょう。

自動車整備士の資格を持っていると転職で有利になる?

自動車整備士の資格はスキルや知識の証明になるので、無資格よりは持っているほうがベターです。資格のなかでも、資格の等級が高ければ高いほうが有利に働きやすくなります。特殊整備士など、特定の整備に必要な資格もあるため、資格の有無は大きなアピールポイントになるでしょう。

スカウトされる自動車整備士はどのような人なの?

資格を持っている人や、役職についている人がスカウトされやすい傾向があります。資格や役職がなくても、魅力的な経験をしてきたりスキルを持っていたりする人は、スカウトされやすい人材です。

自動車整備士の転職サイトならメカニッ求!

自動車整備士の転職サイトをお探しの場合は、自動車整備士専門の転職サイト「メカニッ求」のご利用をおすすめします。メカニッ求では大型研修施設でのキャリアサポート、資格取得支援制度など、自分のスキルや経験に不安がある方でも安心できる体制を整えています。また、将来的な転職についてもサポートしている点や、スカウトの受け取り機能が充実している点も大きな魅力です。

転職を検討している自動車整備士の方は、「顧客満足度」「友人に紹介したい人材会社」など7つの部門で業界No.1を受賞しているメカニッ求にまずは会員登録をしてみましょう。メカニッ求で理想の求人を探してみてください。

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